更年期のアルコールは身体に悪い?お酒を飲む際に気を付けたいポイント

更年期のアルコールは身体に悪い?お酒を飲む際に気を付けたいポイント

「酒は百薬の長」とよくいわれているように、適度な量を守って、楽しく飲む分には、アルコールはストレス解消にも役立つよいものです。


更年期症状で悩む女性は、心身の症状で悩むことが多くなってきますよね。

では、更年期症状で悩んでいる女性がアルコールを飲むと、どんな影響があるのでしょうか?

女性はアルコールの影響を受けやすい

女性はアルコールの影響を受けやすいアルコールを飲んでも普段と全く変わらない人もいれば、顔が赤くなって酔っ払ってしまったり、人格まで変わってしまったのでは?と思うほど豹変する人もいますよね。

これは、人それぞれのアルコールに対する耐性の違いによるものです。

男性よりも女性のほうが体内にアルコールが残りやすい

男性と女性を比べると、一般的には男性のほうがアルコールに強い人が多い傾向があります。これは単純に、女性よりも男性のほうが身体が大きいことに関係しています。


身体が大きい=臓器が大きい、とは完全には言い切れない部分はありますが、その可能性が高くなってしまうのは確かです。

体内でアルコールを代謝して分解いるのは肝臓ですが、その肝臓が小さいほど分解能力が低くなり、長い時間に渡ってアルコールが体内に残ってしまいます。

そのため、男性よりも小柄な女性のほうが、アルコールが残りやすいといえるのです。

更年期だからこそ、アルコールは控えることが大切!

更年期だからこそ、アルコールは控えることが大切!イライラやウツ状態、ホットフラッシュなど、更年期の女性には、心身どちらにも様々な症状が現れがちです。

そのような更年期症状で悩む女性が、アルコールを飲んだ場合、どのような影響を受けると考えられるのでしょうか?

つらい症状をアルコールでカバーするのは一時しのぎにしかならない

更年期の悩みはとてもつらいものです。なかなか他の人に理解してもらえないというつらさ・寂しさで、余計症状が強くなってしまうこともありますよね。

そのつらい症状が強いときにアルコールに手を出したくなる気持ちは、とてもよくわかります。

でも、たとえアルコールでその症状を抑えられたとしても、それは一時しのぎにしかならず、根本的な悩みの緩和にはなりません。

アルコールの摂取は、乳がんのリスクも高めてしまうことも

最近の研究では、アルコールの摂取が乳がんの発生に深く関係していることがわかってきています。

がん研究の世界的権威でもある「世界がん研究基金」が公表した2007年の報告書によると、「アルコール飲料が閉経前乳がんと閉経後乳がんの原因になるというエビデンスは確実である」とされています。

国際がん研究機関(IARC)のヒトの癌に対する発癌性評価に関する2012年の報告書でも,アルコール飲料の摂取は乳癌に対して「発癌性あり」と評価されている

出典:日本乳癌学会 乳癌診療ガイドライン

もちろんアルコール摂取と乳がんの発生が必ずしも結びつくわけではなく、全体数としては多くはないのですが、両者になんらかの関係性があることは間違いありません。

アルコール中毒の引き金になってしまう場合もある

適度な量のアルコールを楽しみながら飲むことは、日常生活のストレスや疲れの緩和や、人とのコミュニュケーションを深めることにもとても役立ちます。

でもそれはあくまで適量を守ってのこと。過度な飲みすぎによって起こる、様々な心身のダメージには常に気をつける必要があります。

特に更年期症状で悩む女性が、アルコールを習慣的に飲むようになってしまうと、症状が強いときにもアルコールに逃げるようになってしまうことがあります。

そうなってしまうと、アルコールの摂取量がどんどん増えていき、アルコールに常に依存してしまう「アルコール中毒」に陥る可能性もあるのです。

アルコールが肥満を加速させてしまうことも!

アルコールに関する言葉の中に、「ビール腹」がありますよね。この「ビール腹」という言葉が表すように、アルコールには肥満を加速させてしまう場合があります。

アルコールによる肥満は男女関係なく起きるものですが、更年期の女性は特に注意する必要があるのです。

どんな人でも20代後半あたりから、身体の代謝は落ちていき、太りやすくなっていきます。それに加えて、更年期の女性の体内では、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌も徐々に衰えてきています。

エストロゲンの働きのひとつには肥満を制御する働きがあるため、余計太りやすくなってしまうのです。

更年期脂肪について>>

更年期の女性はアルコールを控えるorアルコールの種類に気をつけよう

更年期の女性はアルコールを控えるorアルコールの種類に気をつけよう女性の心身はとてもデリケート。

女性ホルモンの変動が大きくなる、PMS・妊娠・更年期には、体調面でもメンタル面でも様々な変化に見舞われることが多くなります。


特に更年期に差し掛かった女性は、女性ホルモンの減少に加えて、加齢による身体の衰えも加わり、つらい症状を抱えがちです。

アルコールはプラス面マイナス面も持っているものですが、様々なリスクはあるものの、適度な量を楽しむ分にはそこまで神経質になる必要はありません。

また人との付き合いなどで、アルコールを断れないときもあるでしょう。

そんなときには、どのように対処すればよいのでしょうか?

ベストなのは、できるだけアルコールを控えること

更年期の女性がアルコールを飲むのは、決して全てがマイナスになるわけではありません。

もちろんプラスになることも多くあるのですが、ベストなのはできる範囲でアルコールを控えることです。

特に、更年期の症状で眠れないからといって「寝酒」としてアルコールを飲むことは、一時的には良くても、結果的には重大な睡眠障害を引き起こしてしまう可能性もあります。

全く飲まないということは難しくても、毎日ではなく一日おきに飲む、一週間に1日は飲んでもいい日を作る、など自分なりのルールを決めておくこともとても大切です。

アルコールを飲むときは糖分が控えめで度数が弱いものを選ぼう

アルコールの種類によっては、かなり大量の「糖分」が含まれている場合があります。

「糖分」が含まれた代表的なアルコールには、ビールや日本酒などの醸造酒が挙げられます。ビール自体のカロリーはそこまで高くはないのですが、飲み心地がよいために、ついつい多く飲んでしまいますよね。

そのため結果的にはカロリーオーバーしてしまい、肥満をはじめとした更年期症状を強めてしまう場合があるのです。

どうしても飲みたいという場合には、比較的低カロリーなウィスキーや本格焼酎などの蒸留酒を選ぶというのもひとつの手です。


最近は健康ブームで、「糖質オフ」を謳ったアルコール製品が多く出ていますよね。

また、アルコールを飲むシーンに欠かせない「おつまみ」のカロリーも見逃せません!

油タップリのフライドポテトや鶏の唐揚げ、焼きそばなどの炭水化物はかなりの高カロリーです。

「おつまみ」を選ぶ際に、揚げ物や炭水化物を避け、健康と美容に良い「おひたし」「豆腐料理」などをチョイスするようにするだけでも、かなりカロリーを抑えられますよ。

お酒を飲む前に意識するだけでも変わる

更年期の女性はアルコールを控えるorアルコールの種類に気をつけようこちらでご紹介してきたことからわかるように、アルコールにはマイナス面とプラス面があります。

アルコールを適度に飲むことは、人生を豊かにするツールにもなってくれるものですが、心身に様々な変調をきたしやすい更年期の女性が飲む場合には注意が必要です。

どうしても飲みたい場合には、飲むタイミング・量・頻度、それにプラスしてアルコールの種類を考えてから飲むようにしましょう。

アルコールで更年期症状から逃げるのではなく、症状がつらいときには医療機関を受診したり、日常生活の習慣を変えることなどによって、根本的な見直しをすることが大切ですよ。

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